Phillipine cuisine JUNE 26th
6月26日にSCC多文化カルチャー講座開講1周年を記念して「ネニタさんのフィリピン家庭料理」を開催しました。
ネニタさんは、日本に住んで22年になりますが、住み始めたばかりの頃、新宿駅で日本語が伝わらず泣いてしまったり、妊娠中に病院で言いたいことが言えなかったり、苦労も多かったそうです。
二人のお子様を日本で育てた経験から、外国出身のママが日本で子育てをする大変さが分かると言って、SCCのミッションに共感し、今はスタッフとして運営をお手伝いしていただいています。
SCCの多文化カルチャー講座は、こうした日本で生活する外国人ママたちが地域の人と出会い、つながる場所になることを願って、一年前に始まりました。
日本語でのコミュニケーションが不自由であっても、自分の国の文化や料理なら、自信をもって
伝えられるのではないかと、好きなことや得意なことをテーマにした講座を開講して、今回が5回目。
この一年間でフィリピン、韓国、中国、タイ出身のママが講師としてかかわってくれました。
そして、20代から80代まで、幅広い世代の方が参加してくださいました!
本当にありがとうございます!!!
とはいえ、毎回、反省点も多く、まだまだ私たちがつくりたい講座にはなっていないのが現状です。
主婦の手料理なので、大人数に対応した分量でレシピをつくるのが大変だったり、人前で調理した
ことのないママにとっては、ハードルの高い作業であることも分かったりしてきました。
また、料理教室ではなく、参加者と調理を中心とした交流を楽しむことを目的としていますが、
調理時間に比べて会食の時間が短く、ゆっくり食べながら交流する時間が限られているところも
工夫が必要だと感じました。
これからは、ただ異文化を体験する場ではなく、もっと「異文化で交流が深まる場」になるように
プログラムをつくっていきますので、よろしくおねがいします!